"盲目"「ブーゲンビリアの花束を」楽曲解説
盲目だって、いいじゃないか。
どうもしとろんです。
今回初めてがっしりコラボさせて頂きました!
2曲とも、本当に大好きな曲になりました。
何はともあれ、聴いてくださった皆様、ありがとうございますm(__)m
お陰様でどちらももうすぐ500回再生です!まだ三日なのに早い!
久々のブログですが、今回はコラボのきっかけや、「ブーゲンビリアの花束を」の楽曲解説について、また「LOUPE『Q』」の編曲こだわりポイントなどなど盛りだくさんの内容でいきたいと思います!
是非、これを読んでもう一度聞いてみてください。また違った楽しみ方ができるかもしれませんよ(^^♪
1.コラボの話は実は8か月前から!?
やっと楽曲を4月19日に投稿できた訳なんですが、実は早くも昨年の8月19日からDMで梅雨前線さんと連絡を取り始めていました。笑
元々僕は、定期的に誰かとコラボしたいなと思っておりまして。
創作とはいえ自分が飽きないようにしたい、刺激が欲しい、という目的で、処女作「夏星」を投稿した後からずっと考えていました。当初の予定では10月くらいには投稿できている予定でしたが……あれ、今は……冬越えて春????時空が歪んでいますね。
それはさておき、コラボするにあたって何か共通のテーマを掲げようという話になりました。その時、ちょうど梅雨前線さんが僕のブログを読んでくださって。
それが、この記事です。大まかに言えば「盲目について考え方が変わったよー」っていう日常のぼやきでした。もしよければ読んでください()
これをきっかけに、「盲目」という同じ言葉でどう違った詩が出来上がるか?気になるね!という感じで、テーマが決まりました。(こんなフランクじゃない)
では、それがどう歌詞に活かされたのか、紹介していきましょう。
2.「ブーゲンビリアの花束を」楽曲解説
今回の歌詞は今までに比べると、直接的と言いますか、かなり分かりやすい部類だとは思います。実はこっちが普段だったりするんですけども笑
でも、主人公たちの「必死さ」を表現するにはこれが一番だと思ったのです。
歌詞を少しだけ見ていきましょうか。
・「恋は盲目」って本当にいけないことなのか?
盲目だっていいじゃないか
世界はこんなにも広すぎるから
どこの誰にだって 俯瞰になんて
元々なれやしないから
冒頭サビですね。この部分だけは、実はコラボの話をする前からできていました。
「恋は盲目」とよく定型的に言われます。しかも、否定的な意味で。僕も昔は、あまりそれを良しとはしていませんでした。
恋愛ではなくても、盲目であることはいい意味でつかわれることは少ないです。例えば、あるアーティストの熱狂的なファンのことを、「信者」とか言ったりしますよね。あれも、要するに盲目だと思います。
盲目って、思考停止なんですよね。その人が良いといえば、良いと思う。ある種、自分を見失う行為でもあると思います。好きな人の為に志望校変えた!とか聞いたら、「自分の行きたいとこ行きなよ」って、思う人もいるでしょう?私は思う。昔なら。
でも、そういうのもいいのかなってなんとなく最近思ったんです。
だって最終的に、今際の際に、心に残るものって、知識でもお金でもなくて、結局「愛」じゃない?と。
これがAメロに繋がります。
聞く前から高評価(いいね)は良くないと
改札前のキスは嫌いだと
イタイとダサイを避け悟る人も
無償の愛で育ったのに
そういう愛で私たちは大きくなっていくんだから、誰かを見返り無く、時には醜いまでに愛してしまうのも、それは人間の宿命なんじゃないかと思う訳です。よし決まった(どや顔)
・「盲目」を突き進む彼らは___
続いて、Bメロ。
僕の数少ない2つの目は
何故かひとつしか映せなくて
ならば 釘をあなたに
ここだけ少し抽象的かつ分かりにくいですね。前にブログでも書いた、慣用句を捻るというテクニックを使ってます。
「釘付け」です。
人間の目って、2つあるのに、2つのもの同時に見られないですよね。
なのでここでは、「じゃあ僕はあなたに視線を固定するよ」っていう意味で使っています。
まあ、そのまま「釘を刺しちゃうの!?きゃーやめてー」って思った人もいるみたいなんでちょっとここは反省です()
・「盲目」でなきゃ救えないものがある
弱くて脆い不対電子が
互いお互いを選んだの
1人の為の唯一神よ
"信じる者が変えられる"
セカイも
では、一気にCメロまで飛ばしますね。
恐らく一番個性的であろうこの部分、個人的にとても気に入ってますが笑
まず「そもそも不対電子って何?」ってなった人は、高校化学の教科書にお戻りください爆(説明できる自信がない)
本来電子はふたつで安定するので、不対電子を持つ原子は不安定な性質を持ちます(だから弱くて脆い)。なので、安定になろうと同じく不対電子を持つ原子と結合しようとするんですね。
一人では生きていけないか弱い彼らを、そんな不安定な原子に喩えました。
そして、「唯一神」というくだりですが、神とはふつう不特定多数のために存在します。でも、ここでは違います。お互いがお互いの神となり、お互いを宗教とし、セカイを定めているのです。
ちなみに、ここで世界がカタカナになっているのは、サビで出てくる「世界」とは区別するためです。「世界」はそのまま客観的な私たちの世界ですが、「セカイ」とは彼らの目を、心を通して、映るもののことです。
そして、私たちは誰しもが自分だけの「セカイ」を持っています。
でも、心のどこかで、それが「世界」と微妙に乖離している事にも気づいています。
「君がいれば何もいらない」なんて歌詞もよくあるけれど、本当は他に必要なものはきっとたくさんあります。でもね、それでも。
____それってとても幸せなことだと思いませんか?
だって、君さえいてくれればそれで幸せなんですよ?他に何もいらないなんて、とても美しいじゃないですか。友達もお金も地位も名誉も自分も必要なんて欲張りな生き方よりも、よっぽど。
なんて。
そんな風に彼らは考えているのかもしれませんね。
幼い、ですかね。「共依存」とさえ呼べそうなものです。でも、僕自身完全にそれが間違いだとも思えなくはなりました。狂おしいほどすきな人がいることは、それだけで貴重で、素敵なことだと思うのです。誰も愛せない人の方が可哀想だと。
盲目だからいいじゃないか
あなたをそうでなきゃ救えないから
どこの誰にだって 等しくなんて
元々出来やしないから僕はあなたを選んだから
そして彼は、盲目だからこそ彼女を救えるんだと思っています。
自殺を止めるには、その人のそれからの人生を背負う覚悟が必要であるのと同じ感じでしょうか。彼女がいなきゃ生きていけない彼だからこそ、彼女のセカイすら背負えるのだと彼は考えています。
そうして彼らはお互いを「選び」、今日もなんとか手を繋いで、ふたりの腕だけで完結した環の中で生きながらえるのでしょう。
以上が楽曲もとい歌詞解説でした!どうだったでしょう。
皆さんには、何か絶対的に愛するものはありますか?
また、そういう人はいますか?
そうである人もない人も、そういう存在について考えるきっかけになったら良いなと思います。
3.「LOUPE『Q』」のここ聴いて!
最後に、作編曲しました方の「ここ、こだわりました!」って部分を書こうかな…と思ったのですが、もう既にかなりの分量になってしまったので、また次の記事にまとめようかと思います。笑
ここまで長い文章を読んでいたただいてありがとうございます!
深夜テンションの駄文でしたが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
最後に!
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それでは!これからもよろしくお願いします!!